なぜ50代になると、働きがいや将来への期待は低下するのか?
定年延長や再雇用が広がり、60歳以降も働くことが当たり前になりつつあります。
では、ミドルシニア本人は、これからの働き方や将来のキャリアをどのように捉えているのでしょうか。
推せる職場ラボでは、40〜60代の会社員・経営層812名を対象に、働きがいや将来への見通し、働き続ける理由、早期退職への意向などについて調査しました。
調査から見えてきたのは、「50代前半」がひとつの転換点となっている可能性です。
45〜49歳から50〜54歳にかけて、将来への期待は大きく低下する
「10年後、今よりも生き生きと働けていると思うか」を聞いたところ、前向きに回答した人の割合は45〜49歳で28.3%でした。
一方、50〜54歳では16.5%まで低下しています。
また、年代と役職で見たときに、働きがいを感じている割合が最も低かったのは「50代一般社員」でした。
ではなぜ、50代でこうした変化が見られるのでしょうか。
働く理由は、「やりがい」から「義務感」へ移っていく
現在仕事を続けている理由を聞いたところ、全体で最も多かったのは「生活維持や老後資金のため」で、70.2%にのぼりました。
特に50代では、経済的理由を挙げた人が76.2%、定年まで働くことへの義務感や「他にやることがない」ことを理由に挙げた人が30.0%と高い割合を占めました。
一方で、やりがい・生きがい・成長実感を理由に挙げた人は12.8%にとどまっています。

働き続けてはいる。けれども、前向きに働き続けたいと思えているとは限らない。
そんな実態が見えてきました。
働きがいの有無が、「会社に残るか離れるか」に関わっている
早期退職優遇制度を打診された場合の意向にも、働きがいとの関係が表れています。
会社から早期退職優遇制度を打診された場合に「退職せず会社に残る」と答えた人のうち、61.5%が働きがいを感じていました。
一方で、「迷わず退職する」と答えた人では、働きがいを感じている人は26.5%にとどまりました。

働きがいの有無は、会社に残るか、離れるかという将来の選択にも関わっていることがうかがえます。
では、人は何があれば働き続けたいと思えるのか
働きがいが、会社に残るか離れるかの判断にも関わっていることが見えてきました。では、ミドルシニアが「この先もここで働き続けたい」と思える職場には、何が必要なのでしょうか。
完全版レポートでは、リタイア後を見据えた資産形成の状況や生活への不安、ミドルシニアが働き続けるうえで必要としている支援について、年代・役職別に詳しく紹介しています。
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