インタビュー

挑戦が連鎖する職場のつくり方

社員の自発性を起点に

#推せる職場づくり #talentbookコラボ

変化の激しい時代において、社員が主体的に挑戦できる環境づくりは、多くの企業にとって重要なテーマです。 TOPPANデジタル株式会社では、個人の「やってみたい」という想いが周囲に伝わり、新たな挑戦を呼び起こす好循環が生まれています。互いに刺激し合い、高め合える組織を形づくるプロセスには、自発的な挑戦を生む「推せる職場」のヒントが隠されていました。

「働く人が心から推したくなる職場」とは、どんな職場なのか?「推せる職場特集」は、そんな問いから始まった、組織づくりのリアルを深掘りする企画です。

「推せる職場」とは、働きやすさと働きがいが両立し、思わず人におすすめしたくなるような職場のこと。本特集では、そんな魅力あふれる職場づくりを実現している企業にインタビューし、取り組みや工夫をお届けします。

今回は、デジタル技術とデータ活用を通じて、企業や社会の課題解決に取り組む、TOPPANデジタル株式会社様にお話を伺いました。取材に応じてくださったのは、ICT開発センターDXソリューション開発一部の佐藤 洋介氏、澤留 朗氏、山中 幸季氏。

個人の「やってみたい」という想いが、また次の誰かの挑戦に火をつける。
TOPPANデジタルでは、そんな「挑戦の連鎖」が組織の中で自然と起きています。

その背景には、失敗を恐れず一歩を踏み出す1人ひとりの挑戦と、それを組織全体で力強く後押しする文化が存在します。

なぜ、このポジティブな連鎖が生まれ続けるのか。 本記事では、社員が自発的に挑戦し、互いに刺激し合う環境をつくりだす「文化」と「想い」に迫ります。


TOPPANデジタルの仕事と文化

山中氏(左)、澤留氏(中央)、佐藤氏(右)

本日はよろしくお願いいたします。まずは、TOPPANデジタルについて教えてください。

佐藤氏:
私たちTOPPANグループは、「人を想う感性と心に響く技術で、多様な文化が息づく世界に」というパーパスを掲げています。印刷テクノロジーをベースに、情報コミュニケーション事業、生活・産業事業、エレクトロニクス事業、3つの事業分野を展開してきました。

その中で、デジタル領域の中核として2023年に誕生したのが私たちTOPPANデジタルです。社会や企業のDX支援とともに、グループ全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進を担っています。

私たちの所属するDXソリューション開発一部では、物流・施設DXのプロダクト開発から、現実世界と仮想世界を融合させるXR技術、IoTデバイスを活用したソリューション開発まで幅広く手掛けています。こうした仕事を通じて、グローバルな社会課題の解決と持続可能な社会の実現を目指しています。

皆さんの担当業務を教えてください。

佐藤氏:
私はグループリーダーとして、クラウド活用・開発・品質などを横断的に支援しています。また、私たちの取り組みを社内外へ伝える役割も担当しています。

澤留氏:
私は、自社ソリューションのプロジェクトマネージャー(PM)兼プログラマー(PG)として動いています。主に工場やビルなどの施設DXサービスの開発に携わり、現場での課題を技術でどう解決するかを日々考えています。

山中氏:
私は自社ソリューションの開発に加え、受託開発案件のプロジェクトリーダー(PL)も務めています。具体的には「LOGINECT」という物流データ可視化サービスのWeb画面開発を担当しつつ、受託案件では実際にお客様先での要件定義や協力会社との調整など、プロジェクトごとに異なる役割を担当し、システム開発における上流から下流まで幅広い業務に携わっています。

働く中で感じる、組織としての「強み」は何でしょうか?

佐藤氏:
私たちの組織としての強みは、「成長環境」と「コラボレーション」だと考えています。         

まず成長環境については、会社として独自のスクール制度やサブスクの学習コンテンツの提供があるなど、自発的にスキルを磨くメンバーを応援する仕組みが整っています。
意欲的なメンバーが多いので、切磋琢磨できる環境が生まれていますね。

また、開発部門だけで完結せず、企画や営業とも「共創」することが多いのも特徴です。
我々は、役職や部門の垣根を感じず、誰もが自然体でいられる空気を大切にしています。だからこそ、ちょっとした技術相談やアドバイスが部門を超えて飛び交う光景もよく目にします。この心理的安全性が、私たちの共創(コラボレーション)の土台になっています。

挑戦の連鎖に見る職場の「推し」ポイント

皆さんがとても生き生きと働かれているのが印象的です。職場の推しポイントを教えてください。

佐藤氏:
部署の垣根を越えて、新しい挑戦を積極的に応援する文化が根付いているところが推しポイントです。

特に、普段の業務で直接関わりのないメンバー同士が、共通の「面白そう!」という気持ちを原動力にチームを結成し、積極的に挑戦している姿が魅力的だと思います。

例えば、社内にとどまらず、社外のエンジニアとの交流やアウトプットの機会を求めて、外部イベントに自発的に参加しているメンバーも多くいます。

直近のAIハッカソン*では、短期間でアイデア出しから、プロトタイプ開発までを行いました。開発中のメンバーの姿は本当に生き生きとしていて…まるで学生時代の青春のような熱気を感じて、思わず写真を撮ってしまったほどです。

その熱量は、周囲のメンバーにも伝播し、プレゼン当日のライブ配信は、多くのチームメンバーが見守るほど注目の的でした。結果は惜しくも予選敗退でしたが、150組中14組まで残れたことは、誇れる結果だと思います。
何よりも、普段の業務を超えた挑戦や、スピード感を持って想いを形にするという経験は、メンバーの確かなスキルアップと自信に繋がっています。

年齢やキャリアに関係なく、こうして誰かの挑戦に周囲が火をつけられ、全員で熱くなれる文化は、私たちの職場の大きな魅力ですね。

※ハッカソン:プログラマーやデザイナーなどが集まり、短期間で集中的に開発や課題解決を行うイベント

澤留氏:
私はそのAIハッカソンで初めてPMに挑戦しました。いざやってみると、プログラマーをしていた時とは見える景色が全く違いました。チーム全体を見渡して動く難しさと、それが嚙み合ったときの面白さを実感しました。

この経験を通じて、プログラマーとしての思考に加え、工数管理や締切意識などプロジェクト全体を動かしていくための感度が上がり、普段の業務にも直結する大きな学びを得たと感じています。

新しい役割に一歩踏み出せる機会があり、その経験が確かな成長につながっていくところも、この職場ならではの推せるところです。

山中氏:
私は、ハッカソンで開発部隊のまとめ役として、進捗管理やメンバーのアサインを担当しました。
「誰がどんな技術やスキルを持っているのか」を見極め、それぞれの強みを活かして役割を分担する。この経験ができたのは本当に大きな収穫でした。現在、業務でリーダーを務めているのですが、実務外でのこの経験が確実に活きていると実感しています。
互いの強みを掛け合わせながら挑戦できる環境があるのは、この職場の魅力だなと改めて感じます。

また、最近の業務ではプログラム実装よりもPMの立場でプロジェクトを任せてもらうシーンが増えてきたのですが、ハッカソンで久しぶりに実装者として参加し、自分の手を動かしてモノをつくる手触り感や達成感を実感できたことは、日々のモチベーションにつながっています。

その挑戦を通じて、組織やチームに対してはどんな影響がありましたか?

澤留氏:
視野がぐっと広がりましたね。実務でPMを担当するようになる前に、ハッカソンでPM経験を積むことができたのは、非常に良い機会でした。
また、アイデアとプロダクトの質で勝負する場に身を置いたことで、その後の業務への取り組み方にも良い変化が生まれていると感じています。

具体的には、どのようなプロダクト設計をすれば利用者に伝わるかなどを深く考えるようになりました。
また、質を高める中でも工期や工数との兼ね合いのなかでベストな選択肢を模索することで、プロダクトにもメンバーにも最適と思える方針を模索する癖をつけるきっかけとなりました。

山中氏:
自分たちのチームが担う役割をあらためて再認識するきっかけになりました。

開発部隊としての色が強い一方で、エンジニアが多い分、PMやPLといったマネジメント業務が特定のメンバーに集中していることにも気づき、自分がどのように成長すればチームの成長につながるのか、今後のキャリアを考える良い機会になりました。

佐藤氏:
正直なところ、最初は当事者というよりも応援する立場でしたが、メンバーの熱意に刺激を受けて、自分もハッカソンに挑戦してみました。いざやってみると、プロダクトづくりの難しさだけでなく、時間を捻出する大変さを痛感しました。同時に、挑戦を続けるメンバーへのリスペクトがさらに高まりましたね。

自分も体験したからこそ、得られる達成感も、メンバーの努力もより深く理解でき、心から応援できるようになったと思います。

挑戦を支えるマネジメントの在り方

メンバーの「やってみたい」を、 マネジメント面からどのようにサポートされているのでしょうか?

佐藤氏:
当部門のスタンスは、「温かく見守る」ことです。メンバーから「やってみたい」という声が上がれば、それを実現できるよう最大限調整し、挑戦そのものを応援しています。

もちろん、時間の確保のような悩ましい点はあります。でも、そこを柔軟にサポートするのが管理職の役割です。メンバー1人ひとりのチャレンジを一過性のイベントで終わらせず、いかに日常業務へ繋げていくか——ここがマネジメントの腕の見せどころだと思っています。

過去には、社内報の特集を通じて個人のスキルやチームの取り組みを発信したところ、他部署から声がかかり、現場での実証実験やユーザーヒアリングに発展したこともありました。
「発信」することで、当部門の認知を高め、挑戦が次の挑戦を呼ぶ…そんな流れをつくっていきたいですね。

印象に残っているメンバーの変化や成長があれば、教えてください。

佐藤氏:
2024年から数えても、これまでに10件以上の社外イベントにメンバーが自発的に挑戦し、有難いことに評価していただけることも増えてきました。コンテストに出て成果を出せるようになったことも大きな成果と思っていますが、会社の一歩外へ足を踏み出して、広い世界に飛び込むようなチャレンジが当たり前にできるようになったこと自体が、非常に大きな「成果」以上の変化だと捉えています。

きっかけは、経験者採用のメンバーが持ち込んでくれた“外の風”でした。自己実現に向けて動く彼らの姿に刺激され、他のメンバーも新しいやり方を取り入れたり、互いの持つ「良さ」を吸収しながら「自分もやってみよう」と動き出すメンバーが増えました。そこから社内勉強会が活発になり、学びを共有し合う文化が自然に根付いてきました。

経験や試行錯誤を外部へ発信する機会が増えたことで、メンバー1人ひとりが自信を持ち、フットワーク軽く行動できるようになっています。個人の挑戦がチームを動かし、チームの挑戦が組織全体を明るくしていく。 今では、「ポジティブな空気感」と「実際のアクション」が連動する好循環が生まれつつあります。

これからの挑戦

最後に、これから皆さんが挑戦してみたいこと、目指す未来について教えてください。

澤留氏:
チームとしては、IoTとXRの融合させた「新しいプロダクトづくり」に挑戦したいと考えています。外部コンテストで改めて気づいたことは、異なるバックグラウンドや技術を持つメンバーが同じチームにもたくさんいるということです。せっかくのこの環境を活かして、生まれたアイデアを、単なる試作で終わらせず、実際に商材として世に出せるレベルまで磨き上げたいです。そのためにも、互いに切磋琢磨できるような環境をつくっていきたいですね。

個人の目標としては、Web開発の経験を活かしつつ、これまで経験してこなかったハードウェアやXRコンテンツの開発領域についても勉強を重ねていきたいと思っています。

山中氏:
私はまず、プロジェクト管理のスキル強化を目標にしています。また、現在はウォーターフォールでの開発が中心ですが、短いサイクルでPDCAを回していくアジャイル型の開発手法にも挑戦したいです。変化の激しい業界だからこそ、どんどんモノやサービスをつくって世に出していくことを実案件でも行っていきたいです。

もう一つは、クラウド開発領域の専門性をより一層磨き、社外から見ても名実ともに存在感を高めていくことです。スピード感を持って開発を行うためには、判断力と決断力が重要と考えています。その前提となる知識と経験を積み重ね、自信を持って意思決定できるリーダーを目指します。

佐藤氏:
「推せる職場」をつくるうえで重要なのは、やはり挑戦をビジネスに結びつけ、会社への「貢献実感」に繋げていくことだと考えています。それがメンバーの自信やモチベーションになり、さらに活動範囲を広げる原動力になるはずです。

具体的には、社外イベントでの取り組み内容や成果物をまとめた部門紹介資料を作成し、「シーズ」の認知度を高めて、営業・企画部門と連携して「ニーズ」を喚起していきたいです。

社外向けにはプレスリリースになるような実績を積み重ね、私たちの技術力をアピールしていきたいです。最終的には、今の挑戦が実際の案件や自社プロダクトに繋がっていく…そんな流れをつくることが理想です。

メンバーの活躍を見ていると、何事も「今更やっても遅い」なんてことはないのだと気づかされます。この良い文化が、社内のより多くの人たちに輪を成して広がっていけば嬉しいなと思います。

また、職場の推しポイントは環境や人の捉え方によって異なるからこそ、人によって感じる良さが違うというのも興味深いと感じました。
今後も社員一人ひとりが、それぞれの推しポイントを持って働ける職場を目指していきたいです。

これからも新たな挑戦が連鎖的に生まれそうですね。本日は、素敵なお話をありがとうございました。


<TOPPANデジタル株式会社 会社概要>

TOPPANデジタルは、現場課題に即したデジタル化支援に加えて、データ分析やコンサルティングからのアプローチも行う「創注型」ソリューションの提供や、DXに関わる先端技術の研究開発と事業化、プライバシー保護を含めた品質管理の強化・拡充などを通じて、弊社が提唱するDXコンセプト「Erhoeht-X(エルヘートクロス)®」の拡大と進化を支えます。

・TOPPANデジタル株式会社ホームページ
 https://www.digital.toppan.com/ja/
・talentbook企業ページ
 https://www.talent-book.jp/digital-toppan

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